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麻と大麻 麻の実の栄養価 医食同源 麻の実油・こんな病気に効果
漢方薬としての麻(漢方中辞典:小学館) こんな効果がありました
麻と有機栽培    

アトピー性皮膚炎と乾癬心臓血管疾患リューマチやほかの炎症性の病気骨粗しょう症生理前緊張症(PMS)と更年期障害多発性硬化症(MS)糖尿病ガン
麻の実油・こんな病気に効果

麻の実油はこんな病気に効果があります。

近年の様々な研究により、多くの病気は必須脂肪酸であるリノール酸とα(アルファ)-リノレン酸およびこれらから派生するプロスタグランジンの欠乏が原因であることがわかってきています。必須脂肪酸やその代謝物のγ(ガンマ)-リノレン酸などを用いた食事療法をつかって病気の予防や治療までできることが証明されています。麻の実油は二つの必須脂肪酸をバランスよく含み、必須脂肪酸の代謝物も供給するので、いくつかの病気の予防や治療に使えます。さらに、亜麻仁油、魚油などがサプリメントとして食事とは別の形で服用されるのと異なり、麻の実油は「機能食」あるいは「栄養的にかなった」食品として普段の食事にとりいれることができます。次にリノール酸とα-リノレン酸で治療できる病気について紹介していきます。

アトピー性皮膚炎と乾癬
アトピー性皮膚炎の患者はひどいかゆみに悩まされます。汗腺と皮脂腺の働きが弱いために、皮膚がひどく乾燥し、がさがさになります。アトピー性皮膚炎も乾癬も、皮膚から多量の水分が失われることによっておこります。この病気にはオメガ6多価不飽和脂肪酸の不足が関わっています。または、酵素の働きが弱いためにリノール酸がγ-リノレン酸に変化する速度が落ちるために、プロスタグランジンのバランスが崩れるという説もあります。γ-リノレン酸をほどよく含む麻の実油をかわりに治療に使っても効果があります。

心臓血管疾患
ほとんどの心臓血管疾患は動脈内に形成されるプラーク(血管内壁に脂質が沈着すること)が原因ですが、これが時間とともに硬くなり、血流を妨げた状態をアテローム性動脈硬化症と呼びます。この状態が進行すると動脈内の血流を止めてしまい、心臓発作や心臓麻痺がおこります。LDL(悪玉)コレステロールは血管内に存在する粘着性の脂肪で、主に動脈性プラークの元になっています。喫煙やストレスなどとともに、飽和脂肪酸の過剰摂取は血中LDLコレステロール値を高くする要因になっています。
心疾患患者に毎日一定量の麻の実油5さじ分相当のリノール酸とγ-リノレン酸を服用してもらったところ、血中のLDLとほかのコレステロールの値が下がり、それに伴い血栓のリスクも低減することが示されています。また別の研究によれば、オメガ3脂肪酸が心臓発作を起こした人の死亡率を大幅に減らしたという報告もあります。アテローム性動脈硬化症などの血栓症のリスク軽減には、これまで使ってきたオイルを麻の実油に変えるとよいでしょう。

リューマチやほかの炎症性の病気
リューマチ患者は関節の慢性的な炎症と痛みに苦しんでいます。関節の動きが非常に悪くなるのもリューマチの症状で、悪化すると関節が変形してしまうこともあります。 γ-リノレン酸を含むある種の脂肪酸とその代謝物であるプロスタグランジンには抗炎症作用と免疫力を高める働きがあることは非常によく知られています。日に1.2〜1.4gのγ-リノレン酸を3ヶ月以上処方すると、リューマチの症状がおどろくほど改善され、副作用の心配もないといわれています。臨床研究によると、オメガ3脂肪酸摂取により抗炎症効果が期待でき、慢性膀胱炎や潰瘍性大腸炎などの治療に効果を発揮するということです。

骨粗しょう症
骨粗しょう症とは、年齢とともに骨がもろくなる病気です。これはおもにカルシウム不足が原因になっています。背中が痛む、身長が縮む、背骨が曲がる、骨が折れやすくなる、などの症状を伴います。骨粗しょう症に関連して動脈や膀胱に石灰化も発生するが、これが原因で血管が懐死するなどの症状も特に女性におこりやすい。研究では、食事で必須脂肪酸を補うと腸からのカルシウム吸収が増加し、尿で排出されるカルシウム量が減り、骨へのカルシウム蓄積が増加し、骨コラーゲンの合成が増加し、骨の強度が向上することが示されています。こういった一連の作用の結果、必須脂肪酸の代謝物プロスタグランジンの循環が促進されます。麻の実油は、γ-リノレン酸を適度に含み、必須脂肪酸のバランスにもとくに優れているので、食事に取り入れると骨粗しょう症の予防に効果的です。

生理前緊張症(PMS)と更年期障害
生理の始まるまえにPMS(生理前緊張症)を経験する女性は多い。PMSの女性は抑うつ、イライラ、乳房が張ったり、肩が凝るといった症状を経験します研究によると、こういった女性は脂肪酸の代謝がうまくいっておらず、リノール酸のγ-リノレン酸やプロスタグランジンヘの転換が遅くなっています。150〜200mgのγ-リノレン酸(ティースプーン1杯分の麻の実油に相当)を3週間以上服用することで上記の症状が改善されることが報告されています。
更年期障害の症状としてあげられる、皮膚の乾燥やほてり、寝汗、気分の変化のはげしさ、また膣や膀胱粘膜の粘液の分泌不足も必須脂肪酸を食事の形で補うことによって改善されるでしょう。

多発性硬化症(MS)
これは、慢性の神経性自己免疫障害のことです。その患者が先進国に多いことと先進国の食生括において不飽和脂肪酸の摂取量が致命的に不足していることは偶然の一致とはいえないでしょう。研究によると、必須脂肪酸の代謝異常とMSの進行には関連があり、酵素の働きの狂いが原因ではないかと考えられています。いくつかの研究では、必須脂肪酸かγ-リノレン酸を栄養補助として与えることで症状が改善されると指摘しています。

糖尿病
糖尿病は内分泌腺の疾患で、血中糖度を調整するインシュリンの分泌異常が原因とされています。その結果の一つとして、血中糖度が高くなると組織内の必須脂肪酸を利用できなくなり、必須脂肪酸欠乏を起こしてしまいます。糖尿病の患者はしばしば、末梢神経障害からくる体の痛みや血流がスムーズにいかないことから起こる足の感覚麻痺などの症状を経験します。
日に360mgのγ-リノレン酸(麻の実油にしてティースプーン2〜3)がこれらの症状を緩和することが報告されています。

ガン
ガン細胞には、通常の健康な細胞に比べてGLAやオメガ6ポリ不飽和脂肪酸が少ないので、ガンの治療にもリノール酸やGLAが使えると示唆する研究もあります。さらに、必須脂肪酸やγ-リノレン酸、その他のオメガ3およびオメガ6系の不飽和脂肪酸を補助食としてとれば、慢性うつ、分娩後の情緒不安、注意欠陥(多動障害)、精神分裂病ほか多くの精紳にかかわる疾病の治療にも効果があることがみられました。多発性硬化症、糖尿病、ガンに関しては、脂肪酸の代謝異常が原因ではないかと考えられています。各種脂肪酸に富む麻の実油のおかげで、さまざまな病気の予防や治療を普段の食生活で実行できるようになります。今後、これらの疾病の分野で麻の実や麻の実油の効果に関する研究がさらに進むことでしょう。
(参照:麻の実クッキング 赤星栄志著)

以上は麻の実油の効果についてですが、麻の実ナッツや粉については別の効用・効果もあります。体験者による手記「こんな効果がありました」もあわせてお読みください。

 

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