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あんな話・こんな話8
 

北海道新聞に「大麻で土壌改善」
2006年9月18日

大麻で土壌改善 肥料過剰で蓄積 硝酸性窒素を吸収 北見農試、産業用を試験栽培

 【訓子府】道立北見農業試験場(網走管内訓子府町)が、産業用大麻の試験栽培に取り組んでいる。肥料の過剰投入で土壌内に残留し、地下水汚染の原因となる硝酸性窒素を、旺盛な成長力の産業用大麻がどれだけ吸収するかを測定するのが狙い。昨年度の調査では予想以上の数値を示しており、北見農試は「土壌改善が可能になる」と期待している。

 産業用大麻は麻薬成分を含まないよう改良された品種で、海外では茎を繊維材料や建材などに活用しているが、国内での栽培例は少ない。

 北見農試はその成長力に注目した。一年草で春に種をまくと秋には背丈が三メートル以上になるため、窒素肥料の過剰投入などで土壌に蓄積されている硝酸性窒素を多量に吸い上げると考えた。

 昨年度は約三アールの試験用畑に産業用大麻の種をまき、まく前と収穫後の土壌を分析したところ、約九キロもの硝酸性窒素が除去された。北見農試は「吸収力が高いとされるデントコーンなど深根性作物の三倍にあたる」としている。

 硝酸性窒素は化学肥料に含まれていることが多く、作物の成長を促す一方、作物が吸収しきれないほど過剰に投入されると土壌に残留する。

 産業用大麻をめぐっては、製品加工を目指して「産業クラスター研究会オホーツク」(北見市)も試験栽培中。

 北見農試は「栽培によって土壌改良が進み、将来的には繊維材料などの商品作物ともなる」と話している。

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