表紙ショッピングレストラン「麻」麻の実についてマスコミで話題に麻の実料理あんな話・こんな話インフォメーション会社案内オーナーに会いたい掲示板リンク
その1 その2 その3 その4 その5 その6 その7 その8

あんな話・こんな話 第1回
麻の実の生命力:殻がなくても発芽する!」「日本はアメリカの属国?」「医療大麻について

麻の実の生命力:殻がなくても発芽する!

麻の実には非常に強い生命力があるというエピソードをひとつ。
かつて当社は麻の実ナッツをカナダから輸入していました。麻の実ナッツとは殻を取り除いた中身です。やわらかくて白い色をしています。
ところで麻の実は輸入するにあたって発芽しないような処理をしなくてはなりません。殻つきの種なら熱処理をして芽がでないようにしなければ、輸入許可がおりません。
当社は麻の実ナッツなら殻をとってあるので発芽しないと思って、熱処理してないものを輸入しようとしました。

ところがこれがひっかかったのです。厚生労働省関東信越厚生局麻薬取締部はサンプルを取って試験所で発芽試験をしたところ、見事に発芽したというのです。殻のないナッツが、です。
「試験結果を見せてください」というと、担当のF氏は「前例がないのでダメ」というお答え。役人の模範解答に思わずヤッホーと叫んでしまいそうになるのをこらえながら、担当のE嬢に「こんな殻をとったものを栽培しようという人がいると思いますか?それだったら、ご飯を植えたら米ができると思う幼稚園児以下じゃないですか」と言うと「そんな人はいないと思います」と答えた。そのあと、「でも法律ですから」というお言葉が続いた。私はがっくりきた。「ダメ。何が何でもダメ。絶対にダメ。我々はあなたのいうことを聞く耳がありません。絶対にダメなんです」というのでした。

これは日本とカナダの農業問題である。カナダは国策で麻の栽培を奨励している。こんな幼稚園児以下の話で日・カ農業貿易の障壁になっていいものであろうか。私はカナダ大使館に国際貿易問題であると訴え、カナダ大使館員とともに霞ヶ関の厚生省本庁の麻薬課を訪ねた。しかし、「芽が出たんじゃ仕方がないねえ」というご返事だった。
殻をとった中身のナッツが、仮に試験所の最高条件のもとで多少発芽したとしても、それがさらに大きく育つ可能性は植物学的にみて低い。
しかし、「どのぐらい発芽したのか。何センチを発芽というのか」と聞いてもF氏は答えてくれないのでした。仮に発芽して育つとしても、食用で販売しているナッツを買ってきて栽培するより、立派に大きく育つ種を入手する方法はほかにある。なぜ当社のような善良で平和を愛し、かつ法人税も納めている会社を困らせるのだろうか。 やはり「絶対ダメ」の精神がすみずみまで行き渡っているのだろうか。

このときの彼らとの会話はすべて録音してあるので、言った・言わないとは言わせません。(私は官僚や公務員との会話はすべて録音、できれば録画することにしている。弱者が身を守るにはこのぐらいのことはしておかないとなりません。)
いずれにしても麻の生命力がどれほど強いものであるか、厚生労働省ははっきりと証明してくれたのでした。
後日、私はこの問題を根本的に解決する方法を考えだし、「何が何でもダメ」の壁を乗り越えることができました。その結果、安定供給ができるようになったことを考えれば、彼らの仕打ちも愛の鞭だったのかもしれません。

 

日本はアメリカの属国?

ところで麻(大麻)は麻薬の範疇に入っていないのに、なぜ、麻薬取締部が管轄しているのか。そもそも大麻取締法は「大麻の健康被害防止」という観点から作られたものではありません。麻という、日本では縄文時代の昔から利用されてきた、しかも神道や皇室儀式に欠かすことのできない植物そのものを規制するために、占領国アメリカが敗戦国日本に押し付けた法律です。
法律が制定された1948年当時、日本には麻を吸う人はいなかったし、それで病気や犯罪が誘発されたということも、ただの一件もありません。
それどころか、麻は民間薬や日本薬局方の処方薬として、民衆の間で広く利用されていたのです。
麻は厚生省ではなく、農林水産省の管轄であるべきです。先日、このような話を関東信越厚生局麻薬取締部の坂氏とすると、「当時はそうだったかもしれないが、アメリカで危険だとわかったので規制してくれたのだ。日本も東南アジアで、ある植物が有害だとわかったら規制する」というお話でした。
「おまえはそれでも日本人か」と思わず叫びそうになるのを必死にこらえた私は、脳の血管が切れそうになるのを感じました。日本人はアメリカに規制していただかなくては自分で何もできない民族なのだろうか。害があるから違反者を投獄するというのなら、自分たちで実際に調べたことがあるというのか。日本はアメリカにされたのと同じことを、いったいどのような権限があってアジアの国々に対して強制できるというのか。
アメリカに対してはヘイコラし、アジアに対しては傲慢という日本政治の一端を、お役人との話のなかに垣間見ることができたのでした。それは大麻取締法の本質であると言えるし、それゆえに大麻取締法撤廃なくして日本がアメリカの属国・半植民地から、真の独立はないと言えるのであります。

 

医療大麻について

坂氏からは医療大麻についてもお話を伺うことができたので、近々本にしようとテープ起こし中です。坂氏は「大麻を医療目的で使用した病人を必ずしも捕まえるわけではない」と発言した(テープあり)のですが、それは大麻取締法第4条第2項「何人も大麻からできた薬を処方しても、処方されてもならない。違反者は病人であっても罰金なしの懲役5年」という条文と明らかに矛盾する。坂氏は大麻取締法を犯すつもりなのでしょうか。胸のうちを聞いてみたいものです。
(坂氏・木田氏シリーズ、まだまだ続きます。)

 

次ページ「あんな話・こんな話 その2」へ

表紙へ戻る
copyrights